手作り石けんを作りたいけど、難しいのはちょっと・・・
又は、できるだけシンプルな方法で作りたい。
そもそも「苛性ソーダ」の入手も取扱も面倒なんですが!?
というあなた!
気持ちはわかります!
私も「できるだけ時間をかけずに石けんを作れたらいいな~」と思ってました。
だからここでは、横着な簡単に石けんを作る方法を紹介しますね!
もくじ
石けんを簡単に作る方法
石けんを簡単に作る方法の中で、究極に簡単な方法は
出来上がった石けんの見た目を変える方法です。
料理に例えるなら、ゼリエースを買ってきて「手作りゼリー作りました。」という感じですね。
一方、慣れると簡単だけど、慣れない人には簡単に感じない石けんの作り方は、材料である「油脂とアルカリ水溶液(苛性ソーダ)」を混ぜ混ぜして作る方法です。
料理に例えると、ゼラチンを溶かして材料と混ぜてゼリーを作るようなものです。
ではそれぞれの作り方を、もう少し詳しく説明しましょう!
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石けんを溶かして形・色・香りを変える方法
手作り石鹸のキッドを見たことがありますか?
↑このように、溶かして固めるだけの手作り風石けんのキッドが売られています。
お肌のことを考えた手作り風石鹸の材料もありますよ!
↑このようなフレーク状の石けん素地(純度の高い石けんというか、石鹸そのもの)を、少し水を足して温めて溶かし、好きな方に入れて固めて作るのです。
この時、エッセンシャルオイルを混ぜたり、色をつけると楽しいですね♪
これらの石けんの作り方は、「作り方」とか「手作り」と言うと、石けん作りマニアに怒られそうですが、ものすごく安全です。
気をつけることは火傷くらい!
子供のいる人は、親子で一緒に楽しめるし、夏休みの工作にしちゃうというのもアリです。
発展させると、リキッド風の石けんも作れる知識もつくし、個人的には好きですね~(^^)
この作り方の良いところは・・・超安全で、知識がなくても作れるところ
逆にイマイチなところは・・・出来上がった石けんは、純石鹸です。お肌に悪いわけではないけど、見た目重視の石けんだというところ。
ペットボトルで石けんを作る方法
かつて私は、ゴリゴリのコールドプロセス(CP)の方法で石けんを作り始めました。
いわゆるボウルに油脂を入れて、アルカリ水溶液(苛性ソーダ)を注ぎ、根気よく混ぜるという方法ですね。
一方、ペットボトルを使った石けんを作る方法というのは、上記のボウルで混ぜ混ぜする過程をペットボトルに材料をブッ混んでシャカシャカ振るという方法に変えただけの方法です!
やってみた感想は・・・
相当シャカシャカ振らなきゃいけなくて、しんどいですね。(・´ω・`)
でも、後片付けが楽。簡単!
サラサラだった油脂が、ドロッとしてきたら型に流して、汚れたペットボトルは数日放置します。
忘れた頃に、ペットボトルの中の汚れは石けんになっています。
そこでペットボトルに水を入れて、少しずつお掃除や洗濯に使えば全く無駄なし!
ペットボトルはピカピカになってリサイクルに出せることでしょう(人´∀`*).。:*+゜゜+*:.。.*:+☆
この作り方の良いところは・・・好きなオイルで作ることが出来て、自分のお肌がツルスベになるのが実感できるところ。
逆にイマイチなところは・・・苛性ソーダを使う時に緊張するところ
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石けんを簡単に作る材料
手作り石けんの材料は、作り方によって分かれるので、それぞれでまとめますね。
石けんを溶かして形・色・香りを変える場合の材料
工場で出来た石けんを溶かして、見た目を変えるだけの手作り石けんの材料は、東急ハンズでも手に入るでしょうし、普通は通販で全部揃います!
ベースとなる石けんと
好みで色をつける材料と
香り付けにエッセンシャルオイル♪
石けんの型は、100均のお菓子用の型でOKです♪
エッセンシャルオイルを選ぶ際の注意点は、柑橘系のオイル以外にすることですね。
理由は、柑橘系のエッセンシャルオイルが酸性だからです。
アルカリ性の石けんに混ぜると、中和させてしまって香りがなくなるのです。
柑橘系の香りをつけたい場合は、柑橘類じゃないけど柑橘系の香りがするエッセンシャルオイル、例えば
- シトロネラ
- レモングラス
などを入れると、ちゃんとシトラスの香りの石けんになります♪
ペットボトルで石けんを作る場合の材料
ペットボトルで石けんを作る場合の材料は、普通のCP(コールドプロセス)製法の材料と同じです。
- オイル
- 苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)
- 水
香りをつけたいならエッセンシャルオイルを入れて、色をつけたいならクレイなどで色をつけます。
石けんのオイル、エッセンシャルオイル、クレイは、通販でも簡単に買うことが出来ます。
問題は、苛性ソーダ。
チェーン店のドラッグストアではなく、昔からの薬局では扱っていることが多いです。
店によって、苛性ソーダの購入の際に、身分証(免許証など)や印鑑が必要と言われていますが、私が買った薬局では「名前と住所と電話番号」を書くだけで買えました。
苛性ソーダを買う際に、何かと面倒な理由は・・・
苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)が劇薬だからです。
どう劇薬なのかと言うと
- 苛性ソーダが直接肌に付くと、火傷します(ただれます)。
- 粉を吸い込むと、呼吸器が火傷します(ただれます)。
- 目に入ると、失明の可能性があります。
- 水と反応すると加熱します。(かなり熱くなります)
と、まぁ上記のような注意点がある薬品です。
実験室でも、注意して扱う薬品なので、化学の知識がない人が、家庭で使うというのは嫌がる人が多いですね!
ネット上でも「あんな危ないもの使いたくない!」という書き込みを見かけます。
でも石けんを油脂から作る場合は、強アルカリの薬品は必要なので、情熱があるなら、じっくり勉強してみても良いと思いますよ!
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石けんを簡単に作る道具を知りたい
石けんを作ってみよう!
でも材料以外は、どんな道具を揃えたら良いんだ?
というわけで、手作り石けんの道具を紹介します♪
石けんを溶かして形・色・香りを変える場合の道具
既に石けんになっている石けん素地を溶かして、手作り感を楽しむ場合道具は、殆どの場合、家庭にあるものでなんとかなります!
扱うものが石けんなので、食品用の道具でも全く問題ありません!
むしろ道具がキレイになります。(^^)
用意する道具は
- 包丁とまな板(材料を砕く必要がある場合)
- 計量カップ又は計量スプーン(水を加える場合に使います)
- 耐熱性の容器(電子レンジで使えるガラスやプラスチック製)
- ゴムベラ
- 石けんの型(タッパーウェアや、空の牛乳パック、お菓子の型でもOK)
もし、「食品を扱うもので石けんを作るなんて気持ち悪い!」と思うなら、100均で揃えても良いですね!
ペットボトルで石けんを作る場合の道具
ペットボトルで石けんを作るのは後片付けは楽ですが、必要な道具を書き出すと
トータルですごい量になりました!⇩
- スケール(家にあるもので良いですが、できれば電子スケールが良い)
- 新聞紙(作業台に敷いておくと後片付けが楽)
- ゴーグル(100均の花粉用でOK)
- ゴム手袋
- 布マスク
- 長袖の汚れても良い服
- 紙コップ
- 耐熱カップ(注ぎ口があるものが便利、100均でOK)
- マドラー的なもの(アルカリに強いステンレスのスプーンでOK)
- 温度計(あると便利)
- 出来た石けんを入れる容器(タッパーでも良いし、牛乳パックでもOK)
- 保温できる箱(発泡スチロール箱でも良いし、クーラーボックスでもOK。なくてもなんとかなる。)
- 空ペットボトル(2Lなど大きめが良い。できれば炭酸飲料のボトル)
- ボウルや鍋など(固形の油脂を溶かしたり、油脂の温度を上げるため)
マーカーをひいたゴーグル、ゴム手袋、布マスク、長袖の服は、苛性ソーダから実を守るための物です。
この道具一覧を見て、手作り石けんを断念する人が多そうですが、改めて買い足すものは少ないですよ!
私が買い足したのは
- ゴーグル
- ゴム手袋
- 布マスク
- 耐熱カップ
だけでした。
全部で432円!
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まとめ
簡単な石けんを手作りする方法を2つ紹介しました。
石けんを溶かして見た目を変える方法と、オイルとアルカリ水溶液を混ぜて作る方法の
それぞれ何が必要なのか、材料と道具も書き出してみました。
どちらも良いところと、イマイチなところがあるので、あなたが石けんを作る時に参考にして下さい♪
CP(コールドプロセス)で石けんを作る方法は、また別記事にまとめたいと思います。
最後に
私が石けんを作り始めたのは、友人に誘われたのがきっかけです。
元々、合成洗剤って人類の大発明よね~と好んで使っていたのに、石けんを作ることで、石けんの優秀さに気付いてしまいました!
娘が2歳の時に手荒れがひどかったのですが、私が作った石けんで手を洗うようになってから、手荒れが治りました!
もしかしたら手荒れの原因が、ハンドソープの流し残しだったのかもしれません。
それに、石けんってそんじょそこらの合成洗剤より、油汚れをよく落とすんです!(ジョ◯よりスゴイ!)
私は石けんが油汚れに強いところを利用して、掃除にも鍋や食器洗いにも利用しています。
合成洗剤は手放せませんが、石けんと上手に使い分けると、家事がもっと楽になりますよ♪
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました!m(_ _)m